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 シリーズ物にはシーンごとに絵付けが異なりますので、識別するためにシーンに応じて番号が付けられています。左のアラビアンナイトのカタログ写真はモチーフ番号4番です。写真の23582という数字はカップ&ソーサーの型番です。
種類 新デコNo. 旧デコNo. 主フォーム
Xフォーム・グランツ小花 010199 2m/1  Xフォーム
Bフォーム・グランツ小花 011099 2n/1 Bフォーム
金彩コバルト縁(Aカンテ) 111120 30a ノイアーアウスシュニット
インドの華リッチ・ピンク   343410 50b ノイアーアウスシュニット 
 小テーブルのパターン  352110 310b ノイアーアウスシュニット 
スワンサービス小花  397152 272 スワンサービス 
柿右衛門写 松竹梅  455110 420b ノイアーアウスシュニット 
 カラーオニオン  800117 0d ノイアーアウスシュニット
 最後にデコレーション番号を総括しましょう。6桁のデコレーション番号の最初の2桁で00〜25がマイセンフラワーとフルーツ、26が鳥や魚、27〜28がワトーなどの人物や風景画、30〜57までがシノワズリ、61〜70までが現代マイセン、80〜82がブルーオニオンなどの青い染付け、84が葡萄の葉、99がBフォーム等の小花の絵付けのないグランツや金彩のみのタイプとなっています。
主なデコレーション・テーブル
 チャイニーズバタフライのデコレーション番号は393100です。これをデコレーションテーブルで調べると左のように4つのフォームで作製されていることがわかります。因みにシノワズリの中で最もフォームの多いデコレーションは「竹虎」です。左の4フォームに加えフォーム番号02のアルトツィーアでも作製されています。
 上のカタログと下左の写真のフォームはマイセンの定番ノイアー・アウスシュニットです。
 下の右の写真がノイマルセイユ(ニューマルセイユ)のトリオです。
 マイセンのデコレーションで最もバリュエーションの多いのがシノワズリで絵柄は見応えがまります。日本では紹介されていない絵柄も多くカタログはレア物を見つけるにはかかせません。
 シノワズリの殆どがノイアーアウスシュニットですが稀に複数のフォームを持つデコレーションがあります。ここではその例としてチャイニーズバタフライをご紹介いたします。
393110 チャイニーズバタフライ
 最後に余談ですが、左のプレートは冒頭のプレートと同じモチーフのものです。出展はアラビアンナイトのカタログです。矢印の先には床に置かれた花があります。しかし、冒頭のデコレーション・カタログには花は描かれていません。もちろん共に公式カタログに掲載されたプレートですから本物です。手描きの作品なので完全に絵柄が一致しているわけではないという実例です。
 右の抜粋はマイセンのデコレーション・カタログ(DEKORUBERSICHT)の付属冊子の中のアラビアンナイトの部分です。アラビアンナイトはフォーム番号23のグローサー・アウスシュニットが定番ですが、この記述を見るとモカサービスにはフォーム番号00のノイアー・アウスシュニットでも作製されていることがわかります。しかし、カフェサービスでノイアー・アウスシュニットは作製されていませんので贋作ではと疑わなければなりません。やはりアラビアンナイトはグローサー・アウスシュニットであるべきですしそうでなければ価値もありません。
 それではモチーフ番号4番のカップとソーサーの裏面を実際に見てみましょう。下の写真の左がカップ、右がソーサーの裏面です。共に高台付近にドットがないので1985年以降の作品であることがわかります。従って、書かれているデコレーション番号はもちろん6桁の数字である680710です。また、モチーフ番号の4も書かれています。シリーズ物ならではの番号です。ペインター番号はカップ、ソーサーともに108であることからオリジナルのセットであることがわかります。ペインター番号が異なる場合は流通過程で混じってしまったと考えられます。アラビアンナイトのような高額品では混じることはありませんがインドの華などの量産品はよく混じっています。
 ついでに型番についても解説します。カップ&ソーサーの型番は23582でしたが実際に刻印されている番号はカップが23572でソーサーが23562となっています。どうやらセットの型番は単品とは別に付けられているようです。
 アラビアンナイト(原題”1001Nacht")のようにシリーズ物のデコレーション番号は一つに統一されています。
 現在のデコレーション番号は右のカタログの写真に記載されているように680710です。因みに、旧番号は1354bです。
680710 アラビアンナイト
 マイセンの絵柄にはデコレーション番号が付けられています。時折見かけるカップやソーサーの裏側などに書かれている番号がデコレーション番号とペインター番号です。現在のデコレーション番号は6桁の数字ですが以前は1桁から4桁の数字とアルファベットの組み合わせでした。H&K Antiquesのオークションで販売している「マイセン公式カタログ(DEKORUBERSICHT)」にはマイセンを代表する絵付けとデコレーション番号が掲載されています。付属の冊子にはデコレーション番号の新旧対比表やその絵付けが採用されているフォームも確認できますので贋作を見分ける手がかりとなります。
 デコレーション番号の後に書かれているのがペインター番号です。絵付師の番号です。また、Bフォームなど金彩を多く使う作品では金彩のペインター番号が金色で、ブルーオニオンなどの藍色の染付け師は藍色の染付けで番号が書かれています。
 ここでは、幾つかの事例で解説いたします。
デコレーション
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